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【何もしない時間】時には長時間のんびりボーっとする時間の大切さ

公開日: : 最終更新日:2015/09/06 健康・病気

ぼんやりする時間

”ぼんやり”に潜む謎の脳活動
われわれ日本人はいわゆる何もしない「ボーっとする時間」を敬遠しがちですが…

サッカー日本代表の長谷部誠選手とスティーブジョブズ氏
この二人に共通した習慣って何か分かりますか?

それは・・「ぼんやり」と何もしない時間を持つこと。

今、この「何もしない時間」を持つ事に注目が集まっています。
何でも頭の中が自然に整理された感覚がえられるのだとか。

さらに、このぼんやりしている脳を調べると、認知症を早期に発見できるかもしれないというのです。

おそらく、7割の人が空いた時間があると「スマホ」なんじゃないでしょうか?Σ(´∀`;)

・脳に使われるエネルギー量

従来の脳科学は、意識して課題を行う時の脳活動が対象とされてきました。
何もしていない時は意味のある脳活動はないとされてきたのです。
でも、どうやらそれは違うらしいと近年の研究で分かってきました。

私たち人間が一日に使う全身のエネルギー量は約2000キロカロリーと言われています。そのうち脳が使うエネルギーは実に約400キロカロリー。
つまり20%ものエネルギーが脳の活動に費やされているというわけです。

その20%の中でも意識的な脳活動に使われるエネルギー量はほんの5%。その他に20%は細胞の維持修復に使われています。

それでは残りの75%は一体何に使われているのでしょう。
その75%のエネルギーが「ぼんやり」している時の秘密と繋がってくるのかもしれませんね。

・ぼんやりしている時の頭の中

では、ぼんやりしている時、頭の中では何が起きているのでしょうか。
この何もしていない時の脳の活動研究の第一人者が、ワシントン大学のマーカス・レイクル教授です。

この教授自身、山々を眺めながら静かに座ってぼんやりすると言った時間を大切にしているのだそうです。

この時間が創造的プロセスの一環だといいます。

何もしていない時に脳が大量のエネルギーを消費しているという事に気付いたきっかけは、脳の活動領域を調べていた時。
目を動かすなど活動している時に脳のどの部分が活発に動いているか調べ、何もしていない時と比較するという実験です。

得られた数々の実験データの中から教授はある事に疑問を持ちました。
今までは活動する事で増える血流の領域に注目していたけれど、逆に減る領域にも何か意味があるのではないかと。

そうして見方を変えてみると、意識して課題を取り組んでいる時に脳の離れた個所にある「後部帯状回」と「前頭葉内側」が特に活動を低下させるという事が分かってきたのです。

逆に何もしていない時はこの部分の血流が活発になることを発見したのです。
活動している時に低下して、何もしていないのに活動が活発になる部分がある。
なんだかなぞなぞみたいでとても不思議な気がしますよね。。
ということは、何もしていない時の方が脳を使っているという事なのでしょうか?

・同じパターンで働く二つの領域

「後部帯状回」と「前頭葉内側」という離れた部分にあるこの領域、同じパターンで働く同期活動をするという事が分かりました。
それではこの二つの領域、どんな役割を果たしているのでしょう。

この部分は何もしていない時に働く、デフォルトモードネットワークとも言われているそうです。

自分自身について考える自己認識・自分がおかれた状況を把握する見当識・記憶といったものと深く関係していると考えられています。
ちょっと難しいけれど、自分を自分として認識するときに使う部分という事なのかもしれません。

サッカー日本代表の長谷部選手は自著の中で「ひたすらボーッとしてもいいし、頭に浮かんできた事について思考を巡らせてもいい。」と言っています。

長谷部選手にとっては、自分のやりたいことやこうなりたいと思う事を整理するのにデフォルトモードネットワークを使う「ぼんやり」時間がとても大切な時間なのでしょうね。

まとめ

時にはボーっとする時間も必要

人間の脳は、まだまだ未知の事が多く、私たち一般人からすると難しいものに感じてしまいます。

だけど、何もしていない「ぼんやり」している時にも
人間の脳はたくさんのエネルギーを使って、大切な活動をしているのだという事は理解できました。

今まで、子供たちがボーっとして何もしていないと、ついつい
「何そんなボケっとしてるの!!」って怒ってしまいがちでした。

これからは「この時間も脳がいろいろと働いて考えをまとめている大切な時間なんだ」って思ったら、少しは気持ちに余裕ができるかな?

今後研究がもっと進んで、認知症などの早期発見が確実に出来るようになってくれると嬉しいですね。

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